狭い部屋を広く見せる工夫はありますか?
と聞かれることがよくあります!

住宅建築の際、敷地の広さの都合などで
部屋を広げられない場合は

みなさん部屋を広く見せる工夫をしています。
今回、いくつかご紹介したいと思います。

※部屋は明るく、壁の色は出来るだけ淡い色を選びましょう!

暗いダークな色は重たい印象になり狭く感じてしまいます。
重厚感は出ますが、家具を配置することまでを考えて決めましょう。
家具も同様に淡く明るい色のもののほうがより広く見えます。

壁はやはり同じ部屋の広さでも白ベースで明るめの色だと視覚的にも
開放感があり広く感じます。

※室内の間仕切りや建具の高さを天井近くまで高くする。

間仕切りや建具の扉を開けた際に扉の高さを高くしておくと
部屋全体をより広く見渡せるため開放感が増します。
間仕切りや扉の材質を光を通すものにしたり
扉でない場合は壁に開口を作るというのも良いでしょう。

※外部建具(サッシ)の大きさ・取付位置を考える。

サッシは明かり取りや風通しをメインで考えますが
当然ながら外部に面したサッシの開口が大きく
取付位置が高いと部屋が明るくより広く感じられます。

建物の構造上、サッシの開口場所や数を検討してからにはなります。

※天井高を高くする

①天井を高くする方法としてはいくつかあります。
部屋全体の天井高を上げる。

②部屋の一部分の天井を上げる(リビングなどの折り上げ天井)

③吹き抜けをつくる
(吹き抜けの場合は2階の有効スペースが減るので2階の部屋の広さ確保に注意)

④吹き抜けとまではいかないが、1階の天井高を3M以上まで上げることで
吹き抜けに近い開放感と明るさを確保する
(この場合、2階部分も有効に使うことが可能)

※部屋の長手方向を強調する

部屋の長手方向に揃えてキッチンや家具の配置をすると
部屋全体に奥行きが出て強調されるため
広く感じることが出来ます。

極力、モノを置かずスッキリとした空間づくりを心掛けましょう。
色づかいも大切です。
カーテンなど面積の広いモノは壁の色と同様淡い色がオススメです。

いかがでしょう?
少しでも部屋を広く見せる工夫にお役立てください。