注文住宅を検討する際
依頼先を本格的に比較するのに
見積内容をしっかり確認、比較しますよね

。。。?見積明細などをよくよく見ると
依頼先によっては諸経費の項目に
『設計費』『確認申請費用』が記載されている

ハウスメーカー、工務店、設計事務所。
ハウスメーカーの明細には確認申請費用の記載
設計事務所の明細には設計費の記載

それぞれ記載も金額も大きく違う。。。?
工務店の明細にに至っては『諸経費一式」
とだけ記載されている

これだから比較しようにもわかりにくい
そう思ってしまいますよね。
よくわかります。

そもそも、設計費は・・・間取りつくる費用?
となんとな~く察しが付きますよね
では、確認申請費用は??

《確認申請とは》
お家を建てる際に役所や民間の建築確認検査機関に
この建築確認書を申請しなければいけません

建てるお家が建築基準法や条例に違反していないか
などを確認する申請で合格通知である
『確認申請済証』を受理しなければお家は建てられません

ちなみに一部地域においては、この確認申請が必要なく
建築の届け出のみでお家が建てられるエリアもあります

確認済証の受理後にいよいよ建築が始まるのですが
実は建築中にも検査員は設計図通りにお家が
建築されているかをチェックしに現場に来ます

中間のチェックに合格すると『中間検査済証』
工事完了のチェックに合格すると『検査済証』
とその都度合格通知がもらえます

ではこの確認申請は誰がするのか?
ほとんどの場合、1級建築士が図面の作図や
様々な計算書(設計図書)の作成などを請け負います

『確認申請費用』にはこうした書類作成の費用が
含まれていますが、これだけではないんです
工事期間中の検査員のチェックにも立ち会います

また、工事期間中の工事監理業務
つまり工事を設計図書と照合・確認することなども
一緒に請け負っていることが多いです

つまり必要な設計図書作成はもちろん、図面に違法性が
ないか否かの確認や、立ち合いの検査、工事の監理を
してもらうための費用が『確認申請費用』というわけです

工務店やハウスメーカーの見積もりに
記載されていることが多いです

ちなみに発行された合格通知である確認申請済証や
中間検査済証、検査済証はすべての書類と
工事監理報告書とともにお施主様にお渡しします

では、設計費とはどのようなものなのでしょう??
いっけん確認申請費用と変わらないのでは?
とお考えになる方も多いと思います

《設計費とは》
間取りを作るだけということは少なく
工事監理業務も一緒になっていることが多いです

!!!!!そうなんです。監理業務は
どちらにも含まれている!実は中身は少し違います
工事を設計図書と照合・確認することは同じですが…

設計費の多くは設計事務所が項目として記載している
場合が多いのですが、お施主様の理想をカタチにするため
施工業者を選び、発注します

設計事務所は施工はしませんのであくまでも
お施主様の理想を具体的な図面にし
それを実現できる業者を選びお家を建てます

施工の発注先が多岐にわたるため
そのすべてを監理するために総監督が必要となり
この役割を設計事務所がしてくれます

工務店やハウスメーカーは施工を自社もしくは
指定業者に任せていることが多いので
この設計費というもの自体が存在しない場合が多いです

設計費と確認申請費用少し難しいですが
夢のマイホームを建てるためには必要な知識です!

どちらも、皆様がお家の建築を依頼される
依頼先によって費用は異なります
しっかり比べて、依頼先を決めましょう

このブログが皆様のお住まいづくりに
お役に立てると幸いです