住宅を購入する際、多くの方が住宅ローンを利用します。
その場合の補助金としては「住宅ローン減税」や「すまい給付金」といった
制度があります。

住宅ローン減税は、住宅取得者の金利負担軽減の為の制度です。
毎年の住宅ローンの残高の1%を10年間、所得税から控除
(所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除)
されるものです。

すまい給付金は、消費税引き上げにによる住宅取得者の負担を
緩和する為の制度です。
住宅取得者の収入、持分により給付額は変わります。

どちらも要件をクリアしていれば、制度が利用できます。

では、住宅ローンを全く利用しない方の場合の補助制度なのですが、
消費税引き上げによる住宅取得者の負担を軽減するもので、
投資型減税」があります。

住宅ローンを利用しないので、住宅ローン減税には該当しませんが、
その変わりにある制度です。

認定長期優良住宅や認定低炭素住宅の建物が対象になります。

認定基準に適合するために必要になる掛かりまし増し費用の10%に
相当する額が、居住年のみ所得税から控除されます。
(所得税から控除しきれない場合は翌年の所得税からも控除)

他にも、要件に該当すれば「すまい給付金」も使えます。
住宅ローンを利用される方と同じように
住宅取得者の収入、持分により給付額は変わります

ただし、現金で住宅購入された方は、住宅の引き渡しを受けた年の
12月31日時点で50歳以上でないといけないという制限があります。

申請に必要な書類も住宅ローンを利用された方と、現金の方とでは
違いますので、確かめておいてください。

補助金があるから住宅を購入するわけではないのでしょうけど、
補助金があるなら、その制度は利用したいところなので、
どの制度が使えるのか、使えないのかは事前に確認されてください。