新築の家を建てるとき、間取りや住宅設備を気にする人はたくさんいますが、
音のことを考えられる方はあまりいないように思います。

もちろんピアノなどの楽器を家で弾かれる方で、
ご近所への音漏れを気にされる方はいますが…

今回の『音の問題』とは、
足音や話し声、食洗機や洗濯機の音など「生活音」の事です!

では、どんな『音の問題』があるか、いくつか例を挙げてみましょう。

 

≪まだ起きてるのかい・・・≫

例えばご両親との同居の家族であれば、
おじいちゃんやおばあちゃんの部屋の上には子供の部屋を作らない。

歳をとると多くの人が早寝早起きになるのに対し、
子供は大きくなるにつれ夜型になっていくので生活時間が違ってきます。

せっかく寝ている時間に、足音や音楽などが聞こえて睡眠の邪魔をしては大変です。

 

≪パパ達うるさい!≫

家の中に光を入れて明るくしたり、空間を広く演出できる吹き抜け。

LDKからママが「ごはんよぉ~!」と声をかけると子供たちに聞こえてとても便利ですが、
ホームパーティーなどを良くされるご家庭では、採用する時はちょっと検討が必要です。

うちはホームパーティーが大好きで、よく主人の友達が来るのですが、
吹抜けが煙突代わりになり、家中に声が聞こえる事になって、
子供たちから「パパ達うるさい!」とクレームがでることもあるんですよ。

 

≪下からゴトゴト・・・≫

最近はオール電化の普及により、深夜電力を使って、食洗機や洗濯機を使う人もいます。
ただ、キッチンや、洗面所の真上の部屋ではその作動音が響くこともあるようです。

 

≪車も通れば、人も通る≫

また、通行量の多い道の横に建築する人は、
寝室や浴室などを、あまり道側に配置しない方が良いかもしれませんね。

車の音で睡眠が邪魔されたり、
入浴中のシャワー音などが外に漏れていることもありますよ。

音の発生源と配置、また建築場所の状況などで、
間取りを検討するのも良いかもしれませんね。

 

というわけで、今回のポイントをまとめました。

【ポイント1】 家族構成を考慮して間取りを考えましょう!

子供はずっと小さいわけではありません。
そして人はみんな歳をとっていきます。
家族構成と家族の生活時間を考慮した間取り配置を行いましょう!

 

【ポイント2】 吹抜けやリビング階段は1階の音が2階に上がることを考慮しましょう!

例えば吹き抜けを設けた時も、2階ホールなどは腰壁や手摺ではなく壁にするとか、
リビング階段の前に扉を設けたりすると音が伝わりにくくなりますよ。
冷暖房効果も上がるので一石二鳥かもしれませんね。

 

【ポイント3】 音の発生源をリストアップしてみましょう!

機械音や排水音の出るキッチンやトイレ。
その隣接する部屋がくつろきの空間ではないかを考えましょう。

また、食洗機や洗濯機はタイマー運転などを上手く利用して、
家族のくつろぎの時間を邪魔しないように上手に利用しましょう。

 

【ポイント4】 建築場所の状況を理解したうえでプランしましょう!

道路から近い場所に建築する場合は、
夜の交通量が多いかどうかなどを確認しておきましょう。
せっかく建てた家でゆっくり過ごせないのでは大変です!

 

以上、よかったら参考にしてくださいね!