思い出が詰まったご実家を建替えるというのは
とても大きな決断ですが、せっかく建替えるのであれば
家族全員が満足いくお家を建てたいものですよね。

その際、よく質問されるのが
「実家の家は、傾いたりしていなかったから
敷地の地盤も強いと思うのですが、地盤調査はしないといけませんか?」
という内容です。

確かに、今まで住んでいた敷地なので、
表面的な現状を把握している分「本当に必要なのかな?」とは
思ってしまいますよね。

ですが、どんな現状であったとしても
新築工事を行う際には、地盤調査は必須となります

理由は下記の通りです。

理由①、建物の重さが変わる
既存のお家が、木造だったのに対して、新しいお家が
鉄骨造や、RC造だった場合、当然建物自体の重さが変わりますので
その分、地盤に対しての地耐力も求められます。

仮に同じ木造であっても、間取りや面積が変われば
建物の自重は変わる為、その場合も当然地盤調査は必要です。

理由②建物が建つ位置が変わるから
地盤調査は一度行ったとしても、調査後に建物の配置を
ずらすと再調査が必要になります。

例えば、2区画の隣り合う売地があったとして、
それぞれで地盤調査をして結果が違う事は珍しくありません。
つまり少し位置がずれるだけで、地盤の強さが変わってくるのです。。

建替えの場合も同様で、間取り、大きさが変われば
配置も変わります。
当然調査は必要です。

お家の建築工事はコストを抑えたとしても
気軽に決断ができる金額ではありません。

出来る事なら、削れるところは削りたいと考えるのは
一般的な事です。

地盤の調査には、当然費用が発生しますので
「地盤は強いだろうから、その費用は削れるんじゃないか?」
と思われる方はいらっしゃいますが、
この調査費用の中には「保証」に関しての費用も入っています。

万が一、地盤調査をしたにも関わらず地盤が傾いて
お家に不具合が発生してしまった場合には、その保証内容が
適用されます。

一生に一度の高い買い物なので、最初の費用の事だけでなく
将来の事まで考え、安心できるお家をつくってください。