土地や建物や部屋の広さをあらわすものとして「坪」や「帖」が
使用されることが多く、建物面積のことを「建坪」とも言いますが、
そもそも「坪」「帖」がよく分からないという方も多いです。

建築では「坪」「帖」「間」「尺」等、
広さや長さを表す単位があります。

現代の普段の生活ではあまり聞きなれないものもあり、
広さの感覚を掴むのも難しいかもしれません。

数字で表すと、

1㎡=1m×1m
1㎡=約0.3025坪
1坪=約3.3㎡
1帖=約1.65㎡
1間=約1.81m
1尺=約30.3㎝

なのですが、
建物図面だけを見て「この部屋が6帖です」とか、
土地資料だけを見て「この土地が50坪です」とか言われても、
なかなか広さは分かりにくいものです。

簡単に言うと、

1坪は畳で約2枚分
1帖は畳で約1枚分

になります。
20帖だと畳で約20枚分、
20坪だと畳で約40枚分、
畳1枚の大きさだと、なんとなくイメージが出来る方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん、畳にも京間用、中京間用、団地間用等の
種類があり、それぞれ大きさも違います。
ここで言う畳は、一般的な中京間1820㎜×909㎜での
大きさです。

あと注意が必要なのが、
一般的な室内の面積は柱や壁の厚みの中心からの面積と
言うことです。

つまり、柱と壁の厚み分も面積に入っています。
きちんとした有効寸法、有効面積ではありません。

それと例えば「20帖のLDK」というところだけでなく、
3m×11mのLDKなのか、
4m×8.25mのLDKなのかも
チェックが必要です。

どちらも同じ20帖ですが、広さの感じ方は変わります。

部屋の広さで見た時に、
窓の大きさや配置、部屋の形でも
広さの感じ方は違ってくるものなので
帖数だけにとらわれてもいけません。

畳の大きさだけではなかなかイメージも
つきにくい場合もありますし、
広さの感覚は人によって違うので、
一番良いのは、自分の目で見て確認することです。

身近なものと関連付けてみたりとか、
実際にその広さと同じ場所を見てみるとか、
自宅で長さを実際に測ってみるとかが
やはり効果的です。

後々後悔しない為にも、
そのあたりはきちんと押さえておいてください。