新築のご計画をされる際、間取りや外観など多くのポイントで
ご家族の意見が合わずなかなか決まらない、という光景を見ます。

中でも特に多いのが吹き抜けの是非。
はたして必要なのかどうか悩まれる方が多いように感じます。

そこで今回は吹き抜けを作ることでどのような効果が得られるか
ご紹介していきたいと思います。

1つ目は何と言っても解放感です。
土地の大きさやご予算などの関係もあり、際限なくお家を広くする
というのは難しいところがあります。

そこで吹き抜けを作ることで縦に解放感を作りだし実際よりも
広さを感じるような間取りの工夫をすることができます。

天井が高いと、お部屋自体が狭くても広さを感じることができます。
人間の視覚のトリックを用いて広さを持たせるという方法です。

2つ目は明るさです。吹き抜けに設けた窓からの光は
お部屋の印象をガラリと変えることをできます。
日中の明るさは吹き抜けの有無で大きな違いが出てきます。

見た目の点で言うと吹き抜けを作り、梁を見せることで
おしゃれな空間を演出することもできます。梁見せだけでなく
ファン付の照明など見せ方はさまざまありますね。

3つ目は1,2階のコミュニケーションをとることができるところです。
お子様が帰ってこられて2階の自室に上った後何をしているか。。。
ご飯ができたとき、わざわざ2階に上がって呼びに行く。。。

こういった面倒がなくなり、家族の気配を感覚的に理解するとができる
というのは大きな利点の1つであると思います。

上記のような効果が吹き抜けを作ることで得られると思います。
しかし、吹き抜けにはもちろんデメリットもあります。

例えば光熱費の問題。1階で冷暖房を入れていても2階に逃げていく
ということは実際にあり得ることです。他にも吹き抜けを作る分
居室を削らなければならない、ということもあるかと思います。

ですが、吹き抜けがほしい!という方の多くが理屈ではない
憧れのようなものの上で吹き抜けを気に入ってある、ということもあります。
理屈の上で必要不要を語るのは難しい問題なのかもしれませんね。

ご家族皆様のご希望がしっかりと反映された間取りをご計画できますよう
しっかりとお話し合いをされることをお勧めいたします。