住宅ローンを検討される場合に金利をどのタイプにするか
迷われる方は多いと思います。
でも、返済方法について考えられる方は少ないようです。

 

では、どのような返済方法があるかご説明しますね。
返済方法には『元利均等返済』と『元金均等返済』があります。
一般的に知られているのが『元利均等返済』です。

『元金均等返済』は、民間住宅ローンの中では
取り扱っていない金融機関もある為知らない方もいらっしゃるようです。

では、仕組みの違いとそれぞれのメリット・デメリットをご説明します。

 

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※住宅支援機構資料より

 

上の図の様に『元金均等返済』は元金部分を返済期間で均等に分割して、
利息を加えていきます。
『元利均等返済』は元金と利息の合計が均等になります。

 

<元利均返済>

【メリット】
・返済金額が一定の為、長期の計画がたてやすい
・当初の返済金額を抑える事が出来るので無理なく返済が出来る

【デメリット】
・当初は利息の部分が多いので元金の減少が遅い
・元金均等返済に比べ総支払額が多い

 

<元金均等返済>

【メリット】
・元金部分の減少が早い

【デメリット】
・当初の返済金額が最も多い
・元利均等に比べると返済金額が高いので、返済負担率に影響が出る
負担率をクリアーする為には、必要年収が高くなる。
または、借入金額が少なくなる。

 

次は、具体的に例を挙げてみますね。

(例) 借入額3,000万 金利1.5%  返済期間35年

 

<元利均等返済>

毎月お支払い     91,855円
10年後残高 22,967,470円
総支払額   38,579,007円

<元金均等返済>

毎月お支払い    108,928円
10年後お支払い   98,214円
20年後お支払い   87,500円

10年後残高 21,428,640円
総支払額   37,893,605円

 

以上の様な違いがあります。

それぞれの特徴を考えてご自分のライフスタイルや退職時期などを
考慮して選びましょう。