マイホームを取得する時、ほとんどの方が住宅ローンを
使いますが現在は『住宅ローン控除』という制度があり、
税金の還付があるんです。嬉しい事ですね♪

どんな制度なのか?どうすればよいのか?
気になるとは思いますが、これらは多くの記事があるので
調べる事はできます・・・

しかし、どんな使い方が良いのか?
これについてはあまり多くの記事を見つけられませんでした。

支払った税金が還付されるんだから何に使ったっていいだろ!
こんな声が聞こえてきそうですが、確かにその通りです。
本来は何に使われても構いません(^-^)

あくまでも私の個人的なオススメ・・・という捉え方で
記事を読まれてくださいね。

今回の対象は、
賃貸に住んでいた方がマイホームを取得した場合です。

賃貸から持ち家に移った場合、大きな違いの一つに・・・
『固定資産税』という税金があるんです。

もちろん皆さんご存知だとは思うのですが、ローンを
支払いならがら毎年4月に請求がくるんですが
意外と重たいんです。5月には車の税金もくるし。

もうおわかりですね(^-^)
住宅ローン控除の還付金は固定資産税に充てるのが
私のオススメの使い道なんです。

家を建てた事で増えてしまう負担(固定資産税)を
家を建てた事でもらえる還付金で相殺しようという事です。

しかし!注意点もあるんです。

ローン控除は10年間なのに対し、固定資産税の支払いはずっとです。
これを10年間しか続けないのはあまりオススメできません。
では、どんなやり方が良いのか?詳しく書いてみますね。

所得額や借入額で、話は全く変わってきますが
仮の設定として・・・
ご年収が450万円、借り入れが3500万円、金利が1.00%とした場合。

繰り上げ返済を全く行わなかった場合、一年後の残高が3416万円、
少しずつ残高が減って、10年後の残高は2612万円に減っていきます。

ローン控除の還付は『ローン残高の1.00%』ですので
この方は1年後には34万円、2年後は33万円、3年後は32万円・・・
10年後には26万円の還付を受ける権利があるんです。

しかし、その権利に対し、実際に支払った税金どちらか少ない方が
還付されるので、満額の還付を受けれる方は少ないのが実情なんです。

では実際はどのくらいなんでしょう?

ご年収が450万円の場合、だいたいですが所得税は年間10.6万円です。
この10.6万円が還付金となり、年末調整(初年度は確定申告)で
戻ってくるんです。思ったより少ないと感じた方もおられるでしょう。

そうなんです。所得税だけでは思ったより少なくなってしまうんです。
だから、所得税だけで控除しきれなかった場合は『住民税』が
最大136,500円減額してもらえるんです。

ご年収が450万円の方の場合、住民税はだいたい年間21万円です。
ですので、この方の還付金は10.6万円と最大の13.65万円、
合わせて年間24.2万円という事になります。

10年後残高の1%:26万円よりも少ないので、毎年24.2万円の還付を
受けたら10年間で総額242万円もの金額になるんです。
(所得があがったり、繰り上げ返済、金利で状況は変わります:注意)

そんなにまとまったお金なら最初から税金に充てたりするんじゃないの?
そう思えるのですが、実はそう上手くいかないのが現実なんです。
毎年24.2万円の税金はまとまって返ってくるんじゃないんです。

前述の通り、所得税分は年末調整で10.6万円がまとまってもらえます。
問題は住民税。住民税は年間136,500円が「安くなる」んです。

ここがわかりにくいポイントなのですが・・・この設定の方は住民税が
年間21万円としています。つまり月々17,500円給料から天引きされています。

これが年間136,500円、つまり月々11,375円減額されるので
毎月給料から天引きされる住民税が6,125円となるんです。
もっと言えば、ある時期を境に急に『手取り』が増えるんです!

増えた手取りを税金の還付と捉えるのは実際には難しく
ついつい『給与』と考えてしまうので、固定資産税を
支払うために貯蓄するという感覚が抜けてしまいがちなんです。

もし上手く貯蓄できたなら10年間で242万円。
固定資産税は一般的な土地・建物であった場合は
年間で約15万円前後ではないでしょうか?

単純に計算したら242÷15=16.13
16年はローン控除の還付金で固定資産税の支払いが
可能となります。

実際は建物の税金は安くなっていくので、17年くらいは
固定資産税の事を気にしなくても良くなってきます。

もしお子様が5歳なら22歳となっています。その頃には学費も
楽になっている頃ですし、以降 控除の恩恵がなくなっていても
学費がない分、税金を納める事にも余裕が生まれてきます。

以上の理由から、ローン控除の使い道をご提案させていただきました。

この固定資産税をうまく管理する方法にも実はオススメがあります。
『口座を4つに分けよう』という方法なんですが
これは次回の記事にさせていただきますね!

いかがでしたか?後半は数字ばかりでわかりにくかったかも
しれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます。