最近では廊下を無くしてリビング階段にしたり、リビングから各部屋に

行き来出来るようにしたりするなど、間仕切りの無いオープンな

間取りが増えてきました。

その場合音と同じように気にして頂きたいのがニオイです。

 

ニオイは図面を見てもなかなか想像がしにくいので、つい見落としてしまい

住んでから気になる事も多いのではないでしょうか。

 

よく失敗例としてお聞きするのが「オープンキッチン」

わかってはいたけど・・・料理のニオイがほかの部屋にも

広まってしまい気になるとの声がありました。

 

対策としては、調理器具の前には壁を設けたり、

前面にガラスを設置すると解放感は損なわずにニオイの拡散を

抑えることが出来ます。

 

キッチン横のリビング階段の場合は階段を通して2階にもニオイが

拡散してしまうこともありますので、その場合は扉を設けて

必要な時には仕切れる様にするといいですね。

 

タバコのニオイもオープンな空間ではほかの部屋にニオイが

広がってしまいます。

最近は書斎スペースをリビングや階段の踊り場に設置する事も多いですが、

間仕切りがなく、窓や換気扇が無い事も多いため家中にタバコのニオイが

広がってしまいます。

 

洗面所やトイレも導線を考えてリビングに隣接させる事が多いです。

トイレや洗面所は換気のための窓や換気扇を設けて部屋の外にニオイが

出ない様にする対策が必要です。

 

特に洗面所は部屋干しをする事も多いのではないでしょうか。

その場合はニオイと共に換気も重要になってきます。

 

また、最近ご要望として多いのがシューズクローク。

濡れた靴や傘などを置いておく事が出来て便利ですが

そのぶんニオイの原因にもなってしまいます。

 

シューズクロークにも換気が出来るように窓や

換気扇を設置しましょう。

 

ニオイは図面を見ただけではわかりにくいので

つい見落としがちになってしまします。

ニオイの発生するキッチンやトイレ、洗面所、シューズクロークなどに

窓や換気扇の設置があるか、空間のつながりも意識し検討してください。