一戸建ての注文住宅には色々な工法がありハウスメーカー

によって採用されている工法が違いますので

迷われる方も多いのではないでしょうか。

 

注文住宅を建てる際は大きく3つの工法に分かれます。

 

1】木造

注文住宅で採用されている工法の中で一番シェアの高い

工法が木造住宅です

一年間に建てられた戸建ての約80%が木造住宅になります。

 

木造住宅の中でも大きく分けて「在来軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)」の

2種類の工法があります。

 

「在来軸組工法」は新築住宅の約70%のシェアがあり

一番多く建てられている工法です。

日本の伝統的な工法で木の柱と梁(はり)で骨組みを作ります。

間取りの自由度が高く、将来増改築が比較的しやすい工法です。

 

「2×4(ツーバイフォー)」はアメリカやカナダから伝わった

工法です。2インチ×4インチの木材で作った枠組みに合板などの

板を組み合わせたパネルで壁や天井、床を作り面で家を支える工法です。

 

規格化された部材で家を作りますので、大工さんの技術力による差が

出にくく耐震性などに優れていますが、面で支えているため

間取りの自由度や窓などの開口部などに制約を受けやすい工法です。

 

2】鉄骨造

柱や梁を鉄骨で作る工法です。

鉄骨造も使用する部材の厚みにより「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2つの

種類があります。

 

「軽量鉄骨造」は6㎜以下の部材を用いてつくられた工法で

6㎜以上の部材を用いた工法を「重量鉄骨造」と言います。

 

鉄は木材よりも強度が高いため、柱や壁の無い大きな空間や

開口部を設ける事が出来ます。

 

「軽量鉄骨造」は工場で企画部材を生産するため

職人さんの技術力での差が出にくく工期が短い工法ですが

規格部材のため設計の自由度に制限がある場合があります。

 

また、鉄は熱が伝わるために外部の熱が内部に伝わりやすく

火災時の熱やサビには弱いためしっかりとした対策が必要になります。

 

 

3】鉄筋コンクリート造

マンションなど大型の建物にも用いられる工法で

骨組みに鉄筋を組み、その周りを板などで囲いコンクリートを

流し込んで固め柱や梁、壁、床を作る工法です。

 

設計の自由度が高く、柱や壁、床が一体となっているため

気密性や断熱性、防音性が高い工法と言われています。

 

コンクリートですから火に強く火災や地震などの

災害にも強い工法です。

 

優れた点が多い工法ですがその分コストの高い工法になります。

 

 

この様に注文住宅には色々な工法があり

それぞれメリットとデメリットがあります。

 

どの工法が良いと言うことは無くそれぞれ

家に求める性能が違うかと思いますので

ご自身にあった工法を選ばれて下さい。

 

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