二世帯住宅・・・意味合いはわかりますが、形は様々ですね。
どんな二世帯住宅が良いかは各ご家庭によって変わりますが、
違い・メリット・デメリットは押さえておきたいポイントです。

今回は、そのさまざまなポイントについて解説したいと思います。

ただ、解説の前に・・・
二世帯住宅の場合、一番のポイントになるのは、きっと
間取りや金額ではなく、『親子間の関係性』だと思います。

いや。親子間の関係性をしっかり考慮しないと間取りが決まらず
それ次第で高くなる場合も意外と安くできる場合もあるんです。

『関係性』と書いてしまうとちょっと変な感じもしますが、
もちろん変な意味合いではなく、親子互いに互いの事を
気遣う必要がある・・・という事なんです。

特に旦那様の親御様と一緒になる場合は奥様の事を気遣わなきゃ
いけないでしょうし奥様の親御様と一緒になる場合は、旦那様の
事を気遣わなきゃいけないと思います。

それを踏まえた上で、どんな二世帯が良いかを見てみましょう。

例えば、僕の家族の事で話すと・・・
普段大雑把なところがある僕も、奥さんのお義父さんには若干
気を使います。逆にお義父さんも僕に気を使ってくれている。

一緒に住むとなると余計そうなってしまうため、僕に合ってる
二世帯住宅は・・・キッチンやバス、トイレは2つになってる方が
いいかなぁと思います。あ、玄関はシェアしても大丈夫かな。

・・・と、こんな例えです。

前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。

二世帯住宅の形態は大きく分けて3つのタイプになります。
前回の記事で少し触れておりますが・・・

①完全二世帯住宅
②部分二世帯住宅
③同居型二世帯住宅

なんとなく違いはわかるかもしれませんが、完全二世帯とは
玄関からキッチン、バス、トイレ・洗面所全てを2つにして
完全に世帯を分けるものとなります。

部分二世帯とは、例えば玄関やバスはシェアして
キッチンや洗濯は分けてしまう・・・という、
一部の設備を2つにするパターンの事です。

最後に同居型二世帯。これは玄関も設備も全て1つで
皆さんの居室だけを必要数確保するというパターンです。

それぞれのメリット・デメリットを解説します。

①完全二世帯住宅

メリットはそれぞれの世帯間で全てが完結できるため、
プライバシーは守られるし、気遣いもそれほど必要にはならない。
建物は一緒でも別の家に住んでいるようなイメージです。

デメリットは、設備が2つになるため一番高額になってしまう。
上下での分離になりがちで、上下間の音問題が生まれてしまう。
将来的に持て余してしまう可能性がある。税金が高い。

②部分二世帯住宅

メリットは、選択肢が多い事ではないでしょうか?
生活の時間帯が違う場合はバスを2つにしてみたり、洗濯方法に
好みがある場合はそこを2つにしても良いでしょう。

でも多くの場合、キッチンだけは2つにする事が多いですね。
キッチン・バス・トイレ・洗面脱衣・洗濯・・・
どれを2つにするかはポイントですね。

でも、玄関2つだけどバスは1つ・・・なんて事はないと思うので
玄関以外のどこかになるでしょうね。

デメリットは、③より安くもなく①より世帯間が分かれてるわけでもない。
悪く言えば中途半端になってしまうのかもしれないですね。

③同居型二世帯住宅

メリットは、設備が少ない分、一番お求めやすい価格でご提案できる事。
そして、将来的に持て余す可能性も少なくなる。そして、税金も安い。

デメリットは、設備まで全てシェアする事になるので、よほど良い
関係性じゃないとストレスの原因になる事は否定できません。

掃除などの家事は個性が出ます。時間帯・やり方もそれぞれあるので
そこに不満が出ないようなら同居型でも良いかもしれませんね。

大きくまとめるとこんな感じじゃないでしょうか?

最後にまとめると・・・

二世帯住宅は間取りも、そして価格もとても大切です。
しかし、その前に両家のスタンスをしっかり話しておかないと
せっかくの二世帯住宅もストレスの原因になりかねない。

しかし、そこの解決ができれば、例えば子供さん世帯目線だと
お子様に何かあった時に預けたり頼ったりがしやすい事が
二世帯の大きなメリットになります。

親御様世帯目線だと、お孫さんが近くにいる事が、楽しい日常に
なるかもしれないですし、生活にハリがでる事もあるかもしれません。

素敵な二世帯をご計画下さい。

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