最近、『ZEH』ゼッチという言葉をよく耳にすると思いますが、
ZEHをご存知でしょうか。

ZEHとは Net Zero Energy House
(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略のことです。
このZEHなんですが「2020年までにハウスメーカー等の建築する
注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」が政府の方針となっています。

ですので、これからマイホームを検討される方は
ZEH仕様のことを考える必要があります。
ZEH仕様とは、家の断熱性能・省エネ性能を高め、
さらに太陽光発電システムでエネルギーを創り、年間の一次消費エネルギーの収支を
プラスマイナス 『ゼロ』にする住宅です。

では、ZEH仕様のお住まいにするとどのようなメリットをえられるのでしょうか。

① 光熱費を抑えられる

ZEHのメリットとして誰もが思い浮かべるのが、光熱費が安くなることでしょう。
また、断熱材や外壁などの建材によって消費電力を抑えながら、
太陽光発電システムにより自宅で電気を生産できるため、光熱費を抑えられます。

 

太陽光発電システムで光熱費を抑えるだけでなく
電力会社に売電し利益を得ることも可能になります。

 

しかし、売電価格も年々下がっています。
実際には2017度は30円(税込 出力制御対応機器設置義務あり)でしたが、
2018度においては28円(税込 出力制御対応機器設置義務あり)と2円の引き下げとなっています。
おそらく、来年・再来年後にはさらに引き下げられています。

② 住み心地がいい

高気密・高断熱のお住まいは住み心地が良くなります。
例えば、室内の温度差がほとんどなくどこにいても快適に!!
さらに、ヒートショックのリスクを抑えることができます。

ヒートショックは毎年問題になっています。

ヒートショックとは、冬に起こりやすいのですが
温度差のある部屋の行き来で血管が収縮し、
心臓に負担がかかって倒れてしまう現象です。

最近、ファストフードをよく利用することが増え
血液がドロドロになりやすい傾向になっており、
高齢者だけでなく20代・30代の方も被害にあわれています。

結果として、交通事故で亡くなられる方よりも
ヒートショックで亡くなられる方のほうが多いんです。

ヒートショックの被害を無くすためにも、
高気密・高断熱のお住まいにすることを
オススメします。
このようにZEHにはメリットがありますが
やはりデメリットのことも気になりますよね。

ZEHのデメリットは『費用が高いこと』です

太陽光発電システムや省エネの最新の設備などの取り入れる
必要があるために初期費用が高くなります。

これからZEHの重要は上がっていきます。

光熱費のこと、住み心地がいいといったメリット・そして費用が高いというデメリットを
踏まえたうえで採用するかしないかの参考にしていただけたら幸いです。