注文住宅の間取りを考える上で、
ご要望の上位にあげられるのが「収納の充実」です。

今の環境より収納力を増やしたい!
すっきりと片付いた家にしたい!
収納に困る事が無いようにしたい!

など、収納に対しての悩みを持たれている方は多いかと思います。

そこで今回は、「収納」スペースを考える際に、
失敗しないためのポイントをご紹介します。

 

 

1. 収納が苦にならないために移動ロスを軽減

家の中で生活する上での、家族の動きをイメージしましょう。

例えば動線から離れた位置に収納を配置すると、
物を置く・出すためだけの移動をしないといけないですよね。

動線上に収納を配置することで移動ロスを減らし、
収納が苦にならないようにすることができます。

 

2.オープン収納はプライベート空間に設置

収納スペースに扉を付けるか悩まれる人も多いかと思います。

扉のない収納は、物の出し入れがスムーズに行え、
通気性が良いので、湿気がこもりくいというメリットがあります。

扉代も節約できますね。

ですが、一方デメリットとして、
収納内部が見えてしまうので悩むところです。

これは、ロールカーテンなどで目線を遮るという方法もありますが、
やはり家族以外の人も目にするような場所では気になりますよね。

基本的にオープン収納は、
子供部屋や寝室などのプライベートな空間に設置するのが良いです。

 

3.玄関には置くものを考えた収納面積を確保

玄関の収納スペース(シューズクローク等)はとても便利です。

しかし、シューズクロークも作ればいいというものではありません。

家族が多ければ靴の数も多いし、
男性・女性の割合によっても、
それぞれどのくらいの量を置くかは違いますよね。

また、靴以外にも、傘やレインコート、趣味(スポーツ用品)、
お子様の玩具、ベビーカーなど、
生活スタイルが違えばしまうものの量も違います

家族に合った収納面積を考えましょう

 
4.『収納』スペースは、『収納できる』のが前提

空間のデザインやインテリアを重視しすぎた収納の設置は、
実際には使い勝手が悪く、収納として機能しないこともあります。

いくらお洒落な空間でも、
うまく収納できず、物が溢れてしまうようになっては台無しですよね。

 

 

いかがですか?収納の考え方のイメージがつかめましたか?

”ただ単に収納を広く確保すること=快適”、
に直結するわけではありません。

計画性のない収納スペースを取った分、
部屋が狭くなってしまっては、
やはり快適さが損なわれる可能性があることに注意してください。

 

それでは最後に、収納に困らない家造りのためのポイントをまとめると、

・収納したい物がどれだけあるか(大きさ・量)
・今後どれだけ増える(将来性)
・家族の動線(動き)

しっかりとこれらを把握してから、
収納と間取りを検討していきましょう。

これであなたも収納で失敗しない間取りが作れるはずです。