木造住宅のお家をお考えなのでしょうか。
木造住宅は構造材として木の柱を使用します。
この柱には大きく分けて2種類の柱がある事はご存知でしょうか。

その2種類の柱というのは『無垢材』『集成材』です。

モデルハウスなどをご見学されているとそのハウスメーカーが
使っている構造材などについて説明されると思いますが、
どちらがいいかわからなくなりますよね。

そこで今回は『無垢材』と『集成材』とは
どのような柱なのかご紹介させて頂きますね。

まず、『無垢材』ですが、無垢材は1本の
丸い木から四角く切り出したものです。

この『無垢材』には高価なものと安価なものがあり、
何百年という年月を経て大きく成長した大木から
造られた節の少ないものは値段が高くなります。

高価なものはたくさんの年月と手間暇をかけているので
高価になってしまうのですが、その分構造材としての
強度はしっかりとあります。

逆に安価なものは樹齢が若く、もともと燃料チップや
割りばしになるような「間伐材」といわれるほかの木を
大きくするために間引きされた木がほとんどなんですよ。

木というのは『乾燥』させることがとても
重要になります!乾燥させればさせるほど
強度は増していきます。

木は乾燥していくにつれ、反ったり、
割れたり、ねじれたりという変形を
起こしています。

ですので、きちんと乾燥しきって変形が
落ち着いた木を柱として使うのがいいとされています。

ちなみに、木の中の水分は20%以下まで乾燥
させたもので、節の少ない柱が狂いも少なく、
強度もある柱ということです。

次に『集成材』についてご説明させていいただきますね。
『集成材』とは2㎝ほどの厚さにスライスした板を
複数貼り合わせ、柱の形にしたものです。

スライスされたものを乾燥させておりますので、
中まで乾燥させているので、木材自体の変形が
ほとんどなく安定の耐久性があると言われています。

また、通常1本の木から造りにくい大きかったり
長い構造材を造ることができます。

集成材は「JASマーク」というシールが貼られています。
これは日本農林規格が定めたもので、検査に合格した柱だけが
安全性や強度などを記載され商品として出荷されます。

ただし、集成材の柱でもメーカーさんによっては
使っている集成材の強度などが違ったりしますので、
きちんとメーカーさんに確認されることをオススメします。

このよに、同じ木の柱でも種類がありますが柱は家を支える
重要な構造の一部ですので、ぜひ、自分たちにはどちらの柱がいいか
工務店さんやメーカーさんの話を聞いて決められて見て下さい。