部屋同士を繋ぐ廊下は、間取りを考える際皆様あまり重視しない部分です。
でも実は、廊下の配置の仕方で間取りはほぼ決まるとも言える程、
重要な部分なんですね。

そこで今回は、いろいろな廊下の配置パターンをご紹介します。

まずは、全ての部屋を片側(南側)に配置する「片廊下スタイル
どの部屋も南側に面しており、日当たり良くなりますね。

しかし、廊下の面積がけっこう長く必要になってきます。
2階だと北側がずらっと廊下になるとか。
廊下の面積が多くなる為、各部屋の面積は狭くなってしまいます。

次に、廊下をはさんで両側に部屋を配置する「中廊下スタイル
廊下の面積が比較的少なくなります。
また、お家全体がコンパクトにまとまる事が多いです。

でも、日当たりの悪い側にも部屋を配置せざるを得なくなります。
その場合は窓の配置等で日当たりの問題を解消しなくてはいけません。

そして、ぐるっと部屋を囲むように廊下が配置された「まわり廊下スタイル
和室と外の間にある縁側や廊下がある純日本式のスタイルですね。
日本の気候や風土に合うゆとりあるデザインです。

しかし、ぐるっと廊下を作ると、廊下が長くなっていまいます。
廊下の面積が増えてしまうのがデメリットです。

最後に各部屋を出入りする「廊下をほぼ無くすスタイル
リビングと玄関や階段、洗面所、更には居室が繋がっているタイプです。
廊下専用の面積は最小限ですみます。

リビングを必ず通るプランは、家族の気配を感じられる面ではメリットです。
でも、音や臭い、来客時にはデメリットになる場合もあります。

 

以上廊下の4つのスタイルをご紹介しました。
どのスタイルにも良い面、悪い面があるものです。
一概にどれがいいとは言えません

1階と2階で廊下のスタイルを変えるとか、
複数の廊下のスタイルを組み合わせるのも有りです。
自由な発想で廊下の配置を考えてみる事をお勧めします。