「新築一戸建てを購入したけど、入居した途端に頭痛がするようになった」

「念願のマイホームに引っ越した途端に咳が出るようになった」

長い時間を掛けて打合せをして、長期間のローンを組んで
購入したせっかくのマイホームで、上記のような事態は
誰もが避けたい事だと思います。

かといってどこを気を付ければいいのかが分からない!

そう思われるのは当然だと思います。

今回は、今後新築計画を進めていく際にどこに気を付ければ
シックハウスを避けることが出来るのかをお伝えします。

まず、おこなって頂きたい事は、「お家の完成披露会に行く」ことです。
モデルハウスだけを確認して「何も匂わないし、咳が出る事もないし、
ここなら大丈夫だろう」で決めてはいけません!

シックハウスに反応する方達は、多くが新築時の匂いに反応して
咳が出たり、頭痛に悩んだりされています。

皆さんが見学するモデルハウスによっても違うでしょうが、
築年数が経過しているところであれば、上記の事は確認できません。

そして、もう一つ!検討されている建築メーカーが使用する、
壁紙や床材等の内装材の「ホルムアルデヒドの放散量の性能数値」
がいくらなのか?という事を確認してください。

文章だけみると、なんの事かいまいち分からないですよね。

ホルムアルデヒドとは有機化合物の一種で、濃度によっては
呼吸器系、目、のどなどに炎症を生じさせる等の
悪影響があります。

接着剤、塗料、防腐剤等に使用されており、
お家の建材に広く用いられています。

その為、近年ではホルムアルデヒドを含む建材を使用する際には
放散量の性能数値の明示が必須となっています。

例えば、壁紙の見本帳等の裏には、ほとんどのものに
その数値が記載されていると思います。

数値のランクとしては
F☆
F☆☆
F☆☆☆
F☆☆☆☆
この4つにになります。

☆の数が多ければ多いほど、ホルムアルデヒドの放散量が少ないものになります。
ちなみにF☆の性能になると、お家の内装材として使用を禁止されています。

内装材は、皆さんがお家に住まうなかで、
一番触れ合う事が多いものになりますので、
特にこの数値のチェックを怠らないようにしてください。

ここで、一つ忘れがちなポイントをお伝えします

お家のシックハウス対策を万全にしていたからといって
そこで安心してはいけません。

新築に伴って、ほとんどの方が家具も一式購入し直しますよね。
家具に使用される接着剤等にもホルムアルデヒドが含まれています
家具に対してもホルムアルデヒドの数値を確認してください。

以上がシックハウスを避ける為の注意点になります。

皆さんの新しいマイホームでの生活が快適に過ごせるように
参考になればと思います。