新築したら、朝陽のあたるキッチンで朝食をつくりたいと思ってるんですが、
土地選びの注意点ってありますか。

東側に道路のある土地だと、朝陽が入りやすいって
聞いたんだけど、ほんとう?

休日に、心地良い朝陽の中で食事をつくり、
家族で朝食を楽しむ・・・なんて

新築をしたら、ぜひ実現してみたいシーンの一つですよね。

しかし、選んだ土地のせいで、その理想が叶わなくなって
しまった としたら残念でなりませんよね。

マイホームを建てるうえで、土地選びはまず最初に
取り組まねばならない検討事項ですが、

理想の間取りを実現するためにも
意外とたくさんの注意点があるものなんです。

今回は、建築士の立場から・・・・

間取りに強いこだわりをお持ちの方のための
土地選びの注意点をお話しますね!

道路は土地のどっち側についてる?

どっち側ってなんのこと・・・?って質問が返ってきそうですが、
それは方位のことで、ここに注意が必要ということなんです。

南側道路北側道路東側道路西側道路

単純に4つの方向が考えられますが、土地の道路の向きの特性と
建てたい間取りの相性が、うまくいかない場合があるんです。

玄関の位置は決めていらっしゃいますか?

通常のセオリーから行けば、家の顔として外観デザインを良くし、
アプローチも短くて済むことから、道路のある方向に玄関を配置しますが、

玄関の位置が間取りに大きな影響を与え、
希望の間取りが
できなくなってしまう
というリスクもあるんです。

プラン重視の土地選びには『道路の向きを考える』という
注意点がひそんでいるのです。

少し前置きが長くなってしまいましたが、

朝陽のあたる気持ちの良いキッチンで朝食をつくり
明るい日差しのなかで食事をしたい・・・。

そんな間取りを考えているあなたの理想のプランを例として
お話を進めていくことにしましょう。

ご質問のように、
東側の道路は最適・・・・? なんでしょうか。

まずは、このプランを見てみましょう。

キッチン・ダイニング・リビングは 『 LDK 』 と呼ばれ
このゾーンは、よく東南方向に縦長に配置されます。

玄関はどこにきていますか?

東側には玄関をつくる場所がないですよね~

LDKを分断して玄関をつくるわけにはいきませんので、
この間取りだと、南側に玄関を配置することになります。

つまり、東側道路から車庫・アプローチを経て
リビングの前を通って玄関に行くという動線になってしまいます。

じゃあ、LDKを東西に横に向けて配置したら・・・

OK!玄関は東側に何とか取れそうです・・・。

しかし、

『和室も南側につくってリビングと繋げたい』
そして『玄関ホールからも出入りしたい』ってことになると、
アウトとなってしまいます。

朝陽のあたる気持ちの良いキッチン・ダイニングに
最適そうにみえる東側道路は

プラン次第では、道路に面した玄関がつくりづらくなるという
デメリットも持ち合わせている
ことがわかりますね。

北に玄関を配したプランをご覧ください。

ご希望通り、東南にLDK、南側に和室を隣接し
玄関ホールからも行き来できます。

 

西南に玄関を配置すると、このようなプランが可能となります。
キッチンからの動線もよさそうですね。

いかかでしょうか。

理想通りの間取りがつくれる土地選びには、
玄関の位置が重要なポイントとなる
ことがお分かりいただけたでしょうか?

東側に4~5m以上の空きがとれる南側道路か、北側道路

または東側も南側も道路がある東南角地とよばれる土地が、

朝陽の当たるキッチンには最適な土地となります。

理想の間取りは、思いの数だけあることでしょう。

それぞれの理想通りの間取りが建てられる土地を選ぶためには、

信頼できる設計士や住宅会社に、
候補地でのプランニングを依頼
されることをお勧めいたします。

間取りの希望を伝え、その土地で満足のいくプランが可能かどうか
シミュレーションしてみてください。

土地選びの判断材料の一つとなるに違いありません。